自転車旅支度:11-34T

自転車旅支度:11-34T
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仕事が忙しく、合間合間に「旅支度」なんて悠長にやってたらいつの間にか大気が「夏」になっいてこれでは秋までお預けです。
常々、もう少し楽なギアにしたいとぼんやり考えていたのですが、暑さで漕げないので思い切ってギアを交換してみようと思い立ちました。梅雨さなかの週末のことです。

ジジイギア、11-34Tに入替え

今お世話になっているギアは、105の11-32T。世間では「乙女ギア」とかわいらしい名称で呼ばれているのですが、ひねくれた性格の私には少し見下した感を否めません。まま、タダの趣味なので好きにすればいいんです。という変な前置きで、11-34Tに入れ替えました。
Amazonでは売り切れ。メルカリでは全てSOLDで人気なのがわかります。同輩が多く居てうれしい。さらにネットで検索して「アスキーサイクル」で6,000円台+送料(2022.06)で販売しているのを見つけて心が躍るまま購入。

パッケージが青基調じゃなくなってます

交換手順は簡単

  1. お世話になってる11-32Tを外す
  2. 新スプロケット11-34Tをセットする
  3. ディレーラーを調整する
  4. 終わり

もしかしたら!と思うこと
・2つギアが増えるだけなので、チェーンはこのまま流用できそうだけど円周で考えると厳しい状態かもしれない。リアディレーラーは現状でいけそう。

まずは現状のチェーンのまま、スプロケットを交換してセットしてみる。
34Tのところでしっかりギアチェンジができない!!やはり!

amazonで買っておけば良かった…一気に作業を終えたかったので「サイクルアサヒ」に行ってチェーン「CN-HG601-11」(クイックリンク仕様)を購入。4,000円也。

チェーン交換後のディレーラー調整

ポン付けじゃ許してくれない自転車のディレーラー。諸先輩のYoutubeを参考にしながら調整します。
動画は受け身なので、気を許すと聞き逃したり見落としたりがあるので動画を参考に文字にまとめてみました。

チェーンの長さを決める

参考 シマノマニュアル:9ページ目
参考 Youtybeチェーンの長さの決め方

リアディレーラーの調整

参考 リアディレーラーの調整

■作用ステップ
【準備】:ギアをアウター(前)とロー(後)に入れる
1.ワイヤーを緩める

HIGHTボルトの調整(LOW側)
※時計回りで内側へ、反時計で外側に移動する
2.チェーンを回しながらHIGHTボルトを時計回りに回して2段目に入れる
3.再びHIGHTボルト反時計回りに回して、1段目に落とす
4.手でディレーラーを奥に軽く押し込んで2段目に入れ、離す。ここで1段目にスムーズに戻ることを確認する
【調整】:スムーズに戻らない場合は、HIGHTボルトを反時計回りに回して調整する
5.緩めたワイヤーを貼る
6.シフトレバーで2段目にギアが入るかを確認する
【調整】:スムーズに動かない場合は次のワイヤーアジャスターボルトで調整する

ワイヤーアジャスターを調整する
※時計回りで外へ(緩める)、反時計回り(張る)で内側に移動
7. レバーを8割程度押し込んで3段目に入るかどうかぎりぎりのところにチェーンが来るようにワイヤーアジャスターを時計回りに調整する
8.シフトレバーで1〜3段の状態を再確認する

LOWボルトの調整
【準備】:ギアをインナー(前)とハイ(後)に入れる
9.スプロケットと上側のプーリーの位置が垂直になるようにLOWボルトを調整
【確認作業】
10.前をアウターに入れ、後ろをハイにする。
11.1段上げる、下げるを繰り返してスムーズに変速することを確認する

エンドアジャストボルトの調整(チェーンの張り)
12.ギアをインナー(前)とロー(後)に入れる
この状態でたるみがある場合は、時計回りに回してチェーンを張る
【最終確認】
13.全てのギアの組み合わせを確認する

フロントディレーラーの調整

youtube:フロントディレーラーの調整
・LOWボルト:チェーンの内側とディレーラーの内側の距離を調整
時計回り:インナープレートに近づく
反時計回り:インナープレートから遠くなる
・HIGHTボルト:チェーンの内側とディレーラーの内側の距離を調整
時計回り:アウトプレートから遠くなる
反時計回り:アウトプレートに近づく

■作業ステップ
1.ワイヤーを緩める
2.ギアをインナー(前)とロー(後)に入れる
3.LOWで空きが0〜0.5mmになるように調整
4.回して確認
5.ワイヤーをはる
6.ギアをアウターに入れてみる(入らないので)
7.ワイヤーアジャストボルトを時計回りに回して張りを調整する

トリム調整
8.小さいレバーを少し押す
9.ワイヤーアジャストボルトを回して、チェーンとインナープレート空きが0〜0.5mmになるように調整
※サイドにある白い線が真っ直ぐ揃うのが目安

HIGHTボルト調整
10.ギアをアウター(前)とハイ(後ろ)に入れる
11.空きが0〜0.5mmになるように調整
12.強めにペダルを回して確認する

作業台でうまくいってそうでも、実際に乗ってみないと気持ちよくチェンジするかどうかはわかりません。ので、ご近所を1周して確認します。
今回は、リアが中頃でしゃりしゃりしてうまく上がらなかったのでアジャスターボルトを張って調整しました。

[実走] そりゃ楽になりました

どうにも我慢ができなくて最高気温34℃という予報の週末の朝に、ちょっとした小山を越える道を走ってみました。

家から16kmぐらい走るとこんな山の中

以前の11-32Tの感覚が残っているので、当たり前ですが楽であることは歴然と感じます。
大きい方の歯数変化をもう少しなだらかにして、重い方を飛ばしたものだと私には乗りやすくなりそうです。とはいっても
クランクとチェーンリングも変わったし老体を補っていることは間違いないのですが、やっぱり苦しい!暑さもあるけど、苦しい。
苦しい中に、風景や木陰の涼しさなどがポツポツ感じられると止められませんね。自転車は。