2021年夏。お盆休みに梅雨の…
ジジィ 中華カーボンホイールをポチる。
- 2024.07.12
- メンテナンス
いい道具を使うとその使い心地やら性能がいつまでも表層の記憶に残ってしまうものなんですね。
南会津のツーリングで見せつけられた転がりの凄さが忘れられず、あれからホイールを探し続ける日々が続いて、金銭感覚も崩壊しました。
10万ぐらいの予算だと、中華勢の商品がバンバン引っかかります。昨今の評判は悪くありません。しかし、10万をゴミにするわけには行きませんので慎重に慎重に調査を重ねICANのホイールをポチりました。
購入から実走までのダラダラとした記事でございます。
ホイール選び
つい先月までは「ホイール」なんて考えてもいなかったので、どんなメーカーがあっていくらぐらいなのか検討もつきません。YouTubeからの知識で知っていたのは「MAVIC=30万円」。これだけ。黄色と黒のあれ。
ですので、当初はカーボンホイールは住む世界が違うものと考えていました。繰り返しになりますが実際に触れると「世界が違う」から「その世界が見たい」になってしまい、沼にズブズブと腰辺りまでハマりました。
中華製もメーカーが多々あって、Elitewheels SUPERTEAM ICAN ELITEなどが評判が良くて価格もMAVICを見て麻痺した頭には、手が届きそうなお手頃価格で魅力的に見えるのです。
その中でも、ICANは総合的に魅力的に映ったことAmazonで取り扱いがあることなどからこれに決めました。ただひとつ。ダサダサなロゴがマイナスポイントですが、剥がせばいいと思ってやってみました。(こちらの記事もどうぞ)
●ICAN AERO38ロードカーボンホイール
↑ 翌日届きました。
玄関先で大きなダンボールを手渡しされたのですが「かるー!」というのが第一印象。思わず顔がにやけました。
いろいろなもやもや
前にクランクを交換したときもそうでしたが、今回もホイール交換に伴ういろいろな規格があって本当に初心者泣かせ。
ディスクブレーキなので「ディスクローター」も購入しようしたら、取り付け方法が2種類。(6ボルトとセンターロック) センターロックの取り付けに使用する「ロックリング」が2方法あるそうです。(外セレーションと内セレーション)
何事もですが、繰り返し見たり読んだりしてある程度の情報が貯まると霧が晴れてくるものですね。
【参考】ディスクローターの取り付け
その他に揃えたモノ
その他にはタイヤとリムテープを揃えた。
タイヤは32Cからパナレーサーのグラベルキング28Cにしてみた。走るのは99%舗装道路なので細くして調子を見ます。カーボンホイール+タイヤを細くすることで上がりやすくなるだろうと期待が大大!
購入合計は..
- ICAN AERO38ロードカーボンホイール700C ディスク チューブレス 前後 110,800円
- パナレーサー グラベルキングSS 28C 2 本 10,721円
- シマノディスクブレーキローター SM-RT10S 160mm センターロックワイド レジン専用 2枚 3,312円
- SCHWALBEハイプレッシャーリムテープ 25㎜幅 2つ 698円
- シマノ 工具 TL-LR11 ロックリング締付け工具 1つ 2,136円
- シマノ リペアパーツ ディスクブレーキパッド B05S-RX レジンパッド 1ペア 1,064円
- 【再購入品】パナレーサー グラベルキング(第2世代)700-30C チューブレスレディ 2本 11,894円
- 【再購入品】シュワルベ DOC BLUE PROFESSIONAL シーラント 500ml 3,400円
- 【再購入品】シュワルベチューブレスリムテープ TUBELESS RIM TAPE (10m×25mm) 3,580円
散財合計 147,605円 ※2024.6.23購入時
↓ クリンチャータイヤを間違って購入
↓ これも間違って購入
↑ テープと言うよりはもう少し厚い
インストール
難しい作業は無いと思うのですが心配なのは、ディスクロータの位置がきっちり入るのか?ということ。
タイヤ交換以外は、すべてが初めての作業になります。
- リムテープを貼る(チューブレス用)
- タイヤをカーボンホイールに装着する
- ディスクローターをつける
- スプロケットを外して新ホイールに装着する
- ホイールを交換する
リムテープを間違えました。
ホイールの付属品として、リムテープとバルブが付いていたのですが、念の為としてリムテープも購入していたのですが、それがクリンチャー用のものだったことが直前になって気が付きました。
付属していたリムテープを使ったのですが、初めてのリムテープ貼りはなかなか難しい。一本はまるまるやり直しましたがテープは余裕で残りました。
タイヤも間違えました。
1つ1つ確実に品定めをするべきですね。購入したグラベルキングのタイヤ28Cは「クリンチャー」でした。(大汗)
7.5barとの空気圧だったので、早朝一生懸命ポンプアップしていたら6barぐらいで「バーーーーん!」と音がしてタイヤが外れました!シーラントがあたりに飛び散って、耳が一瞬聞こえなくなる。
目の前の惨状が理解できなかったが、タイヤが外れている。なんで?もしかして28Cってクリンチャー?と思ってページを見てみると「クリンチャー」でした。やってしまった。
チューブを追加してしのごうと思いましたが、これまでチューブレスレディのみでパンクもなく快適だったのでやはり買い直しました。クリンチャータイヤはメルカリにでも出品してみます。
↓↑ 買い直ししたのは、700-30C チューブレスレディ
初めてのリムテープ巻
ホイールに付属していたリムテープを巻いてみたのですが、これが難しかった。はじめからYoutubeを見てからすれば良かったのですが「簡単だろう」と始めたらうまくできずにかなり凹みました。テープの残りが心配でしたが何度かやり直してもシワができたり、空気が入ったりでうまくいきません。
諦めてそのまま、タイヤを付けたのですが幸いに?対応タイヤを間違えて振り出しにもどったので、急遽シュワルベのリムテープを購入して再挑戦してみたのですが、少し厚いためか格段にやりやすく一発でストレス無く完了。
【参考】リムテープの貼り方
細かすぎて伝わらないリムテープの貼り方
ディスクローター
これもどれを選べばいいのかわからない部品でした。回転方向を確認しつつ専用工具で固定します。
完了!ホイールらしくなってきました。
●160mm センターロック 内セレーション ワイドタイプ
↑ ロックリングは内外兼用のものが入っていました。パッケージに工具の指示があって持っていなかったので追加で下記の工具をポチりました。
タイヤ装着
物事すんなりと進まないのは「徳」が低いから?最初の一歩、ホイールにタイヤが付けられない!
「危険な暑さ」どおりの大汗で格闘するも手が止まる。グラベルキングは扱いやすいというのがこれまでの印象だっけど、ホイールとの相性なのかきつすぎる!(休憩)
カブのタイヤ交換で使ったビードクリームがあるので使ってみようと思いつく。
後の拭き取りが大変そうだが、ここは前に進めることを優先で使ってみることにする。
なんとかホイールに収めました。素手で格闘したため指先がジンジンする。
前輪は空気入れですんなりビードアップ!(初めての出来ごと)後輪は空気入れでは上がらず…ブースターを使う。一発アップ。
シーラントをいれるため、一旦空気を抜きコアバルブを外してそこからシーラントを注入する。最後に仕上げの空気をいれる。
これまでの経験では、空気をいれるとビードあたりからシーラントが漏れて「隙間」を塞いでる感があったのですが、今回は全く漏れません。(?)既定値を入れて、タイヤを振ったり、回したりして隙間にシーラントが入り込むイメージをつくる。
長く使っているものに愛着を感じるのは当然。愛着はいいところも悪いところも理解しているという愛だと思う。
これが「チューブレスレディ」で乗り心地もよく、パンク経験なし。
しかし、スローパンクのように空気はぬける。週一回の空気圧確認は怠れない。
同じ時期にタイヤを変えても、前はあまり抜けないが後輪は抜けているというようなことも珍しくなくてそれは、多分シーラントの回し方だと思っています。
シーラントを入れたら丁寧に、タイヤをぐるぐるしたりバウンドさせたりしてシーラントを細かく隙間にいれるイメージ作業が必要だと感じます。長いときは3日ぐらいをかけて1週間で1bar以内の漏れに収めるられれば最高。
スプロケット移植
スプロケットは現状のものを新ホイールに移植する。この作業は前にもやったことがあるので慣れたもの。こんな専用工具を何度使うのだろうと思ったが、購入しておいて良かった。
スプロケットの回転を抑える写真右側の工具をセットするのが少しもんやりするけど、体重をかけるだけなので楽な作業です。
【参考】スプロケット交換
ディスクブレーキ調整
これが初体験で気になっていたこと。ここまでやってプロショップに持ち込みたくないぃ。
前輪を入れてみると、わずかに擦っている「しゃー!」という音。(汗)これはだめだ。YouTubeの諸先輩を検索して情報を集めねばならん。
調整は考えていたよりあっけなく簡単でした。
キャリパーを固定しているボルト二箇所を緩めて、ディスクを均等に挟む位置を見つけて再固定するです。あっけなく解決しました。
ありがとう諸兄!
【参考】ディスクブレーキ調整
■MEMO
ディスクブレーキパッドは、SHIMANO B05S-RX レジンパッド
走ってみる
いつも走っているご近所35kmコースを実走してきました。
蒸し暑い日で調子がいいとは言えませんでしたが、それでも明らかに「走り出し」が「軽」くなりました。また、平地でのスピードが上がったといいますか平地がやたら軽く感じるようになりました。
モノは軽くなっていますが、ベアリングについての情報がないので「転がる」という感覚は今のところありません。
素人目には回転のブレも感じられないし、今のところいい買い物だったのではないかと思います。ロゴがダサダサだったので少し昔の製品だったのかもしれないと想像しています。晴れたら違いがわかるよう違うコースを走ってより深くカーボンホイールの違いを感じてみます。
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