県民割りプラスで、甲子温泉へ

県民割りプラスで、甲子温泉へ
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2021年12月14日から1泊で、県民割りプラスを使って「甲子温泉 大黒屋」さんへ宿泊してきました。
同行者は、高校からの友人3人。穏やかな天気に恵まれて久々の温泉を堪能してきました。

那須連峰の北側、川縁の秘湯「甲子温泉」

東京都、茨城県、福島県から新白河駅に集合。
新幹線で到着する友人に合わせて、各自約束もせずに大体の時間に改札口に集合してしまうのは家人以上の付き合いの長さからでしょう。(内心ビックリ)
東京の友人の希望で、というかこの年になるととりあえず蕎麦ですよね。ということでお昼は目を付けていた白河市内の蕎麦屋さんでおいしいザルや鴨せいろをいただきました。(待ち時間が長く、供されるまで60分でした)

市内から甲子温泉までは、30分ぐらいなので15時からのチェックインを待たずに大黒屋さんへ向かいました。
コロナ前は、なかなか予約を取れないと聞いていた宿ですので期待値メーターが振り切れそうです。

南に茶臼岳や三本鎗などの白くなった那須の山々が栃木と福島の県境をつくっている、その北側に「甲子温泉 大黒屋」さんがあり、国道289号の甲子大橋の手前を左折して谷へ降りるように下っていくと一軒宿が阿武隈川の側に建っています。
うっすらと雪を振ったような場所と枯れ木が景色をつくり、寒々しい冬の始まりを感じさせてくれます。その中に黒い建物が大きな山小屋のように凜と佇んでいます。新緑もいいでしょうが、なかなか秘湯っぽくていい時期でした。

部屋からのながめ

館内は全体が清潔感があり、部屋は床暖房で温かく我々が普段行く一泊1万円以下の宿とは雲泥の差なのです。
風呂に入って、飲んで寝るだけなので環境はあまり関係ないのですがきれいな方がもちろん嬉しいのです。少し待って部屋に案内され、さそく「大岩風呂」へ直行。

秘湯「大岩風呂」までは冒険アトラクション

100段の階段があるという情報に、腰が引けながら向かいました。(数日前から腰が痛いのです)
3度曲がると、石鹸が使える湯船入り口があります(下写真)ここから階段が始まるようです。
壁は岩むき出しを想像していましたが、コンクリートで空気がひんやりとしてきます。

右は石鹸が使えるお風呂、ここから本番

「うへぁ!」防寒コートと履き替え用のサンダル、そして長靴まで置いてあります!
外へ出るので厳冬期は必須なんですね。今回は浴衣のままスリッパで向かうことにしました。扉を開けてさらに下ります。本館から1m離れる毎に気温が下がる感じがします。
かなりの下りですが、距離は思ったほどではありません。まだ外へ出ていないだけましです。

館内用のスリッパからサンダルや長靴に履き替え
期待が高まる演出のようです
ぐーと高度を下げます

最後の扉を出ると外でした。「外気」が襲ってきます。
川音が聞こえる先に見えるのが目的地らしい。また少し階段を降りて橋を渡って向こう岸まであと少しです。なかなかいい演出に感心しきり。新緑の頃はいい景色でしょう。

遂に外です
朝のカットです。東に朝日が当たっています。
阿武隈川にかかる橋
昔はどんな橋だったのでしょうか。

ようやく、ラスボスの前に立ちました。
この右手にはもう一つ岩風呂が有り、時間によって男女が入れ替わりますが「混浴」の表示は男性が堂々と入れる表記です。
扉を引くともう一つ引き戸があって浴場になっていました。

どきどきします

夜はランプの光だけで趣のある雰囲気です(写真は朝)
透明なお湯でさらりとしています。湯船は深さが1.2mと立っても胸ぐらいまで湯がありびっくり。お湯がぬるいので深くしたのかも知れないですね。
私はぬるいお湯が好みなので大満足。
湯船の底は、石を敷き詰めてあり所々古いコンクリートになっている所もあったようです。その岩の間から源泉なのか水なのかが噴き出しているのを足裏に感じました。
厚い湯が好きな友人は、源泉が流れ込んでいる戸井の近くでじっとしています。
以前行った福島の微温湯は水と変わらないぐらいの温度で、入ると寒くなってしまうほどでした。(晩秋宿泊)

30分ぐらいつかっていると、少しずつ温まって汗が出てきました。
1時間話ながら入って、登りを愉しみながら部屋に戻りましたが体がぽかぽかして温泉効果を実感。

温泉につかりすぎた体に登りは息切れします
石鹸が使えるお風呂の露天風呂
谷間の宿に朝陽が当たるのは遅い
小峰城趾から那須方面(白河市内)

茶臼岳、朝日、三本鎗が白く化粧しているのがキレイに見えています。季節が加速して進みそうな師走の中旬。数年ぶりに会うことができて、温泉もあってよかったね。
次回は登山もプラスして再会を約束して、ジジイ達の忘年会はあっという間に終了です。
また、、仕事がんばります。