西吾妻スカイバレー 真夏の早朝ライド

西吾妻スカイバレー 真夏の早朝ライド
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暑さが億劫でしばらく乗らずにいた。山岳コースなら涼しいだろうと思い「西吾妻スカイバレー」(裏磐梯ー米沢)に決定。さらに早朝ならより「快適」だろうと5時起きで出発。
夏の午前中、高原で久しぶりで快適なサイクリングができました。

ここから裏磐梯までは高速を使わずに約1時間。
子供が小さいうちは、山や湖があるので年中よく行っていましたがここ20年ばかりは足が遠のいています。学生の夏休みにバイトをしていたり、スキーや登山に多くの思い出をつくったフィールドです。
あの頃の賑やかだった場所も、今や元気がなくてバス釣りの方々がいなければ閑古鳥が鳴くような場所になっています。

今回、自転車で裏磐梯を走るのは2度目。(前回は「裏磐梯からふるさとへ」
「西吾妻スカイバレー」は初めての挑戦。涼しいだろうという理由で選びました。この暑さで午後は走れないと思いましたので、午前中終了の予定で軽トラを招集し裏磐梯へ向かいました。
スタート地点は、近すぎない遠すぎない所というので桧原湖手前の南側セブンイレブン付近といたしました。

晴れ予定ですが、曇り気味な早朝
あまり晴れませんようにと祈りつつ

エアコンの無い軽トラの窓を開けると、少し肌寒い。午後からは30℃越えになる予報が信じられないほどの寒さである。
平成時代に比べるとアレだが、各店舗や宿泊施設がこぎれいになってやる気が見えるのはうれしいことだ。そんな雰囲気もあり多少の賑やかさが戻っているようだ。

日陰を探したがそううまくあろうはずもなく、コンビニ近くに軽トラを止めそそくさと出立準備。ほかに自転車はいないが早朝からオートバイは相変わらず多い。
漕ぎ出してすぐに、「サイコン」・「汗拭き手ぬぐい」を忘れたことに気付く。一瞬後悔したが無くてもいいものなのですぐに走りに集中。

走り出すとすぐに、大学生の夏休みにバイトしたペンションを過ぎると、ダリ作品の「諸橋近代美術館」が悠然と佇んであり、先の勾配したカーブを登りきると国民休暇村。
レンゲ沼を過ぎると木立に囲まれた右側一体は、ペンションや別荘、キャンプ場がある曽原湖辺り。
最後の民宿とバスボートが並ぶ浜を過ぎると、しばらくは左に桧原湖を眺めながらキツくない登りを進みます。

道が少し下り下がり始めると、早稲沢に到着します。ここまでコンビニからは8kmぐらい。
早稲沢の集落を過ぎて道なりに進むと米沢へと続くスカイバレーへ入ります。
木陰に覆われた二車線のアスファルトを山形へ向けて進みますが、約90%が日陰です(福島側)。なんて気持ちがいい道なんでしょう。

帰り撮影の磐梯山・桧原湖
帰り撮影の磐梯山

早朝に来て正解でした。
下界は30℃を越えても、ここの日陰だったら多分20℃前半で爽やかに漕げそうです。まして今はまだ早朝なので、半袖では肌寒い。快調に登ります。
この道は、車が少ないのも助かります。オートバイはそこそこ走っていますが中には挨拶をしてくれるバイクもいてほっこりします。
峠が近づくと見通しが良くなって裏磐梯のすばらしい景色が見えてきますので、それだけでテンションが上がってきます。が、いつものことながら「峠が近そう」と思い込ませておいてなかなか峠に着かないという、試されているような意地悪されているような登りが続きます。


一旦登りきると、峠の看板がないまま下りになります。
「??」と下りつつ顔を上げると先に看板があり、駐車場にトイレが併設された県境に到着!
ここまで大汗もかかずに、さほどの疲労感もなく登って来れました。このスカイバレー好きになりそう。降りてもいないけどまた来たいと思った峠でした。

少し下って県境でした

車+自転車でひろがるおもしろさ

自転車は、輪行や車載ができるので移動する楽しさがずずずーんと広がりますね。
今回のように、涼しい間に山岳を走って汗を流して日帰り温泉にでも入って帰ってくるには、自宅からの自転車出発ではなかなか難しいプランです。
距離やスピードを先に語るような自転車を苦行の道具として使う場合もありますが、体力もプライドも無いジジイなのでらくらくで,そこそこの充実感があるのがたのしいのう。

ささ、磐梯さんにお別れ。まだ10時。

■ワークアウト自転車のデータ(Apple Watch)
時間:3:15
距離:40km
アクティブカロリー:951kCAL
高度:663m
平均速度:12.3km
平均心拍:143拍/分