母成峠リベンジ2021

母成峠リベンジ2021
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天気が悪かったり身辺で色々あったりで今日は気分転換に母成峠に行くことにした。
初夏にミニベロで挑戦したが、途中家族からのLINEで中断を余儀なくされたので今回はリベンジということになる。
「母成峠」は郡山市と猪苗代町を結ぶ道路(県道24号)で、裏磐梯へのアクセスに使われる道で峠には戊辰戦争の慰霊碑があります。

お腹がぎゅるぎゅる

49号線を避けて黄色く色付き始めた田んぼの中を磐梯熱海へ向かう。8月下旬になると風がもう涼しく感じられさほど暑さが気になるほどでもなく、調子よく走るが磐梯熱海から峠道へ入り水分の補給をした途端!下痢の前兆が押し寄せてくる。
早朝でたんぼ道なので、儀式の場所を気にしながら進むがどうにも言うことを聞いてくれそうも無い状況になったところで、小さな祠の駐車場に簡易トイレが目に入る。ありがたやとヘルメットを脱ぐのももどかしくトイレを見ると鍵がかかっている!
すでにその気になっているので後戻りも出来ず、上を脱いでビブショーツの肩を外してほぼすっぽんぽんになってトイレの脇で済ませる。念のためにポケットティッシュを持っていたので何とかしのぐことができた。(大汗)

ここでもう、戦意が消失しかかっているのですが前に進むことにします。
せめて、前回の場所よりも先に行っておきたいという「前向き」な気持ちでペダルを回します。徐々に体調が戻り前回の場所に着いた頃には、調子が上がってきたので先に進むことにしました。

ひと回し毎に念仏

ここからは、樹木がつくる影の中をひたすら登る時間です。
前半は、そこそこのつづら折りが続きギアの貯金がなくなってきます。

「どこまで続く?」「峠まで行ける?」「帰れる?」「おれ行ける?」「クマ出たらどうする?」「バイクうるさいわ」「車じゃまだわ」

不安と愚痴だらけの登坂雲水はまだまだ、未熟な修行中の身です。

水場がうれしい

もう登りも終わりという頃に、「八幡清水」という場所あり。清冽な湧き水がこんこんと流れ旅人の乾きを癒やします。私ももちろん恩恵をうけました。
実に気持ちのいい水で、飲んで良し、掛けて良しなので火照った体温を下げてくれました。車がひっきりなにしに来ては大きなタンクに水を汲んでいきます。
車で数え切れないぐらいここは通りましたが、この清水に立ち寄るのははじめてです。生き返ります。

緩めた気持ちを立て直す

ここまで来たので、峠はすぐと思っていましたが先まで、まだ登りが続いています。清水で爽快になった気持ちに水が差されます。

「何?まだ続くの?」「清水って峠にあるんじゃ?」「直線の登りか…」

ああ、雲水は悲しい。

1kmほど頑張ると見慣れた峠が見えた!この瞬間が良くて「峠」を目指しています。
頑張ってヨカッタ!

突然、足の不調で休みやすみ行く。

峠で少し休憩して裏磐梯側へ下りますが、オートバイで良く来ていたコースでもあるのですっかり気が緩んでしまいました。
帰りのコースは、直線で49号線へ出て猪苗代湖の北側を南下して「三森峠」から家路へということにして、下りからの平坦な道をこぎ続けると、左膝辺りに違和感が。
そうこうしているうちに、「ピキーン!」と痛みが走り蒼くなる。痙る感じもするので日陰で休息。幹部をアイシング。大丈夫そうなので走り出すと4kmぐらいで再び「ピキーン!」。
この調子で、休んでもすぐに痛みが出るのを繰り返して何とか「三森峠」までたどり着く。
この頃には、右足も痙りはじめ漕げそうにもなかったので、峠の登りを歩きで進んで峠から一気に下れば何とかなると考えた。

峠までの登りは大した距離ではないので、自転車を引きながら登る。まだ時間は14時台。ゆっくり行けば自力で帰れると思ったので無理せず歩いた。
峠から自転車にまたがるのですが、この時に変に力が加わると「痙る」のでスローモーションでまたがり一気に下る。いつもの道に出るとようやく安心感が出てきたが、信号で停車する度に「痙る」のでもだえていた。

家の前が少し登りなので、ここは右足だけで登った。帰宅。
シャワーして階段を登ろうとしたら、左足で体が支えられない(痛みで)。アイシングしておとなしくしつつ色々原因を考えていたが、やはり無理したのかな。つったために筋肉が硬直したまま戻りずらくなっているのかも知れない。

次の朝、昨日よりは回復していたがまだ痛みが少しあります。
次からは「輪行バッグ」を持参することにします。もう年なんだな..悲しいな…。

距離:90.57km  移動時間:5時間23分  平均移動速度:16.8km  最大速度:55.2km
獲得標高:1105m  最大標高:1021m
※郡山側から90分ぐらいの登り

■グルメ
天ぷらまんじゅう日乃出屋
そば ふじ田
どらや製菓(どらやき)