御霊櫃峠(ごれいびつとうげ)と…
ミニベロではじめての三森峠
近くて遠いところへミニベロで
2021.5.4ぐずついたGWの晴れ間。薪作業も一段落で朝から自転車乗ることに決めどこへ行こうか考えて、一つの目標である三森峠経由「猪苗代湖」へ行ってみることにした。
車だと20分ぐらいの距離ですが、毎回行ってる途中の太田屋まで約50分かかっていてそこから峠を越えるので、80分ぐらいかかる予定で出発!
桜は早かったけれど米作りは例年通りで、代かきや田植えであぜ道がにぎやかです。車を避けてそんな農道を西に向かいます。市民が利用するのは「三森峠」。国道49号は面白みのない国道なので、こちらを利用する市民が大半。
久しぶりの晴れ間に誰もが出かけるのでしょう。バイクや車が多くて神経が右後方に取られてしまいます。
トウゲとトンネル
太田屋から先は未知の領域。
ギアに余裕を残しておきたいと思いつつ、のこり1枚で太田屋を過ぎます。そこからは本気のつづれ折が続きますが、人生と同じでダメかなと思うと少し楽になります。サイコンを見ると12度と表示されており、はじめてのとんでも勾配です。焦りつつも足は動きます。
あそこまで、あそこまでと呪文を唱えながらボスをやり過ごしました。
谷にかかる橋梁からは、新緑の山と東に市内がかすんで見えるご褒美です。ボスが終わったとは言え、まだ登りは続きトンネルもあります。
景色に別れを告げ、勾配のカーブを進むと小トンネルがありますが出口が見えるほどの短さなので、ささっと行こうとしたのですが「坂」でした。ゆっくりしか進みません。
驚いたのですが、自動車のタイヤの摩擦音がすさまじく響くのですね。トンネルって。ビックリしてしまい、思わずこけそうになりました(汗)この先の大トンネルを思うと気が滅入ります(大きな音が苦手)
ラスボス「大トンネル」は1300m。びびりながら突入!やはり車のタイヤの音が近づいては遠ざかり叫び声のよう。単機筒のバイクの音もすさまじい!不思議とそのうち音にも慣れてきて、勾配も緩くなりあっという間にラスボス攻略して三森峠終了でした。
冷風に耐えながらの湖畔ロード
さてここからは、春の景色を楽しみながらの湖畔ロード。数年前までは仲間と毎年カヤックキャンプでしたが、今は休止状態なので懐かしく思い出しながら走ろうと思っていたのですが、森を抜け湖が見えだすと同時に冷たい風が吹き付けます。「やませ」のような冷気を含んだ風が湖をなでながら向かってきます。
もう一枚着てくればよかったと猛反省。この日の服装は、下はレーパン(ハーフ)で上は長袖。ぎりぎり耐えられる状態。
早く湖から抜けなければ、体力を消耗してしまいそうな恐怖でピッチが上がります。もう、景色を楽しむどころではないのです。
帰りは国道メインですいすい
ようやく国道49号へ出てほっと一息。春のぽかぽか陽気です。
体が冷えたのでコンビニでトイレを借り、水を補給。コロナなのに結構な人出になってます。国道はやや渋滞気味で他県ナンバーもいつものGWのように普通に見られます。
アップダウンの少ない国道を予定通りすいすい。終盤は首と肩が重くなって信号待ちのたびに、根拠もなく首や腕を回してほぐします。磐梯熱海まで来るともう地元に帰った気になりかなりリラックス。
今日のぷちつー(ロングツー)を振り返りながら、またあの峠を越えられるかなと弱気になるのでした。
●出発:8時50分
●帰宅:14時10分
●経路:郡山市→三森峠→猪苗代湖→上戸→国道49号→郡山市
●走行距離:63.12km
●移動時間:3時間49分
●平均速度:16.5km
●獲得標高:618m
●服装:ビブショーツ、長袖サイクリングジャージ、指切りグローブ
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