院内感染(骨髄炎)に光が見えた

院内感染(骨髄炎)に光が見えた
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2020年9月8日。1ヶ月ぶりの診察の朝。
どんな宣告を受けるのか数日前から頭の隅で考えていた。振り出しに戻るのか前へ進めるのか…実感としては関節部分の動きが悪いだけでイヤな痛みがないので期待が持てるのではと考えていたわけだけど、いざ次の待合椅子に座るとマイナス思考が止まらなくなる。なんて小心者なのだ。

去る1ヶ月前の診断で、血液検査の結果がよかったので抗生剤2種類のうち副作用が強かった薬を止めて1種類になったのです。
以前、1種類を止めたら一週間ほどで菌が活発になって穴が空いたという経験があるので、朝目覚める度に痛みを確認するのが日課になっていた。
些細な痛みにビクビクしながら1週間経っても異常なし、二週間経ってもOK、いけるのかな。なんて希望を持つ自分を戒めたりしながら1ヶ月。ついに宣言が言い渡される。

経過順調です。薬すべてやめましょう。

おおおおおおお!この時をどれほど待っていたか。
血液検査の表を見ながら、この数字もこの数字も、もちろん炎症反応も全て正常値。何度見ても正常値である。


関節部分の動きが今もってギクシャクしているので、もしかしてと思っていたのがすべて思い過ごしで、確実に回復に向かっているという事実の数字なのだ。
思えば、「院内感染」と云われてから約一年。短い期間だったが二度の入院と抗生剤の副作用で落ち込んだ時も無駄ではなかったのだ。普段は考えないようなことを色々と深く考えた。行きつ戻りつ不安なことばかり考えた。
人間、少し控えめなぐらいが丁度いいんですね。(思考がワープしてしまいました)

「あと1ヶ月して順調なら治療終了です」

こんな言葉が聞けるとは…感無量。生まれたばかりの子どものように未来が開けた感じがする。リセット。
いやいや、油断はならない。体力の低下や治癒力が下がると再発かもと戒めながら小市民はビクビクしながらまた1ヶ月を待つのでした。
今日の禅語は

勢不可使尽