新人ども

新人ども

天気に恵まれた連休後半、新人が入室してきた。
年が近い感じの50代かな。もう孫もいる様子。入院の原因は、階段からの落下。
水のタンク(?ガロン)を持って階段を降りている時に足を踏み外して転げ落ち、階段に胸を打ち背中には水タンクが乗ってしまったそう。
話の様子では、内臓が損傷を受けていないか診察している様子。

鈴木さんもそうだけど、この方もバイク乗り。
当然、骨折事故は経験済みで、私の骨折など驚きもしない。だいたいが自分の武勇伝を語り始めるのです。
この方は特に、パワーバイクでスピードを出す系のバイク乗りなので、スピードが出ないのはバイクじゃ無い的な考えを持っているようでした。
一番印象的な事故は「山道で転んで、ヘルメットが側溝にはまって動けなくなって対向車の人が青くなってましたよ。」だそうです。

肝臓か腎臓に損傷があって、透明な液体が鼻から出ているそうで、それが続くようなら内臓の手術らしいが、私がいる間に重大な損傷はないようでもうすぐ退院の話が出ていた。
階段の事故は多いらしく、トイレで会った同年齢の方も「恥ずかしいんですが、階段から落ちて」と言っていた。50〜60で階段から落ちてしまうのは恥ずかしいのですね。その気持ちわかります。

さらにもう一人、鈴木さんの隣に入ったのは70代の変な人。骨折では無いようだが情報が入ってこない。
看護師への態度が横柄で、感じが良くない第一印象。
トイレが間に合わなかったらしく、取り替えに来た看護師に言い訳を散々繰り返していて、替えようとしている看護師の作業がちゃちゃっと進まないのだ。病人だもの何事もしょうがないと思うのだが….良い反面教師だった。
入ったその日の夜、もう就寝時間(20時)になろうとしているときに「ガタガタ」と音がする。その音がなかなか終わらないのだ。
時折独り言で「うーん」と考え込んでいるような気配。
気になってカーテンの隙間から覗くと、なんと!ベッドを分解しているではないか!

れにはビックリ。
その作業がかなりの時間続いて、いい加減注意しようかと思ったときに終わった。
翌朝、鈴木さんにそのことを尋ねると苦笑いしていた。看護師さんが朝、ベッドが変な感じになっているのに気づき、「?」あっさり手直ししていた。
そのベッド分解組立作業は翌日の夜もあり、やってることがあまりに突拍子もないので精神的な何かがあるのかと少し怖くなってきていた。
その老人とは2晩いっしょだっただけで、あとは転院したのでその後の様子はわからない。
振り返ると、A病院はかなり個性的な患者や看護師が多く、イラストの材料に事欠かなかったのである。

入院にポケットwi-fiは必須です。