リハビリ 初めての松葉杖

リハビリ 初めての松葉杖
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退院を数日後に控えて、松葉杖が使えるようになるのが必須なので手術の2日後から整体師さんが病室に来て、硬くなった右足首、膝などの具合を見つつマッサージ。
マッサージしてもらうという経験がなかったので、人の温かい手で包まれてゆっくりもみほぐされる感覚が気持がいい。何でもない世間話をしつつ午後のまったりした時間がすぎてゆく。

次の日からは、My松葉杖が渡され本格的な練習が始まる。
筋肉が弱っているので、こんなはずでは。という感覚もあったけれど少しコツを飲み込めればなんていうことはなく体の一部になってしまう。
慣れたと言っても1時間ぐらいで自分のものになるわけもなく、車椅子では感じなかった「足の重さ」を感じ、重力で引っ張られる感覚があり重心がとりずらいような感じ。
それに、杖を支える肩の力も無くトイレやラウンジに行くまでがやっとである。
当初は、車椅子の楽さが懐かしかったがなんといってもドアや壁にぶつからずにトイレができるのはすばらしい。
松葉杖仕様に体が進化してくるとようやく一体感があり、階段の下り以外はすいすいと移動できるようになった。多少不自由な点はあったが今思えば、この頃は季候も良く幸せな日々だった。
この松葉杖には、退院してから1ヶ月(6月中旬頃まで)お世話になった。