ジジイになりました

ジジイになりました
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2020年1月5日出産予定日。
早朝夜明け前、陣痛が始まったとのことで家族と病院へ向かいました。すぐには生まれないからと私は家でネコの世話となり、病院に入ったのはお昼近く。
部屋では娘が、定期的にくる陣痛と闘っていました。
思わず声が出る痛みなのでしょう、「うーん」「うーん」と底からくる何かを吐き出しているようなうめき。

実は、家人がつわりも陣痛も知らない出産(帝王切開)だったので話や映画で見る限りだったのですが、実際に目の前にすると性格も地位も言語も国とかの属性なんか関係ない一人の「生」を感じる迫力です。
いよいよ佳境にはいると、もう男はその叫び声を聞いていられなくなります。
私は親の立場なので、娘が生まれた時に泣いていた姿が重なって声だけ聞いていると娘と孫がいっしょになって泣き叫んでいるように聞こえました。
ただただ、両方が無事でありますようにと祈ることしかできないのです。

徐々に陣痛が強くなり、娘の声ももはや叫び声と泣き声です。
声がピタッと止むと、今度は少し自制がある弱々しい疲れ切った息づかいになりつかの間の静寂の後に、いつ終わるのかわからない痛みに二度三度絶叫し

次の日を迎えようとする、23時37分に女の子が誕生しました。
深夜ということもありますが、赤ちゃんの泣き声が大きいこと。家人と顔を見合わせるほどでした。
羊水から引力のあるこの世へ引っ張り出され、不安になって大泣きしているようです。
ホッとしたところで、娘に会ったら以外に普通な表情に拍子抜けしたけれど、ねぎらいをし、やっと孫娘に会えた幸福感に包まれながら、家人と二人で夜の道を自宅へ向かいました。

次の日のぴよちゃん

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